画像を選ぶすべての人に。

画像の権利関係は把握してる？画像選びに「あまうが」が思ったこと

写真選びのNG

ブラウザの検索結果で表示される画像を自分のサイトに無断で使っている人はいないよね。
他のサイトで使われている画像を使うのもNG。
そういう写真には著作権を放棄していないものや商用利用がNGなものも表示されるから気を付けないとね。

写真素材サイトで選ぼう

ブログに使う写真は、写真素材サイトで選ぶか、自分で撮影するか。
それ以外はタブーと思っておこう。
無料で利用できるものを作ってくださっている人に感謝だね。
ありがとう。

写真にまつわる権利

1. 著作権
2. 肖像権・所有権

著作権

被写体選び、光や影の調整とか、写真を撮る角度とか、距離とか、構図とか…。
いろんな要素で創造性が発揮されている写真は著作権が認められるよ。
証明写真は機械で撮ってるので、著作権は認められないんだって。

写真素材サイトでは、利用者が、コピー、変更、改変できるできるサイトが多いよ。

素材をアップする人が他人の写真を自分の作品と偽って登録申請をしていなければ、利用する私たちに影響はないかな。でもね、一定数いると思うんだよね、そういう人。
だから自衛が必要よね。

肖像権・所有権

私がいちばんこわいのがこれ。

肖像権っていうのは、写真に関していえば無断で写真を撮られたり、取られた写真が無断で公表されたりできないようにできる権利。
法律に明文化されていないけど、「人格権」の一部として認められているらしいよ。
確かに、勝手に写真撮られるのは有名人でも嫌だろうけど、一般人の私たちも嫌だよね。
ましてや、それを勝手にサイトに挙げられたら…。

自分の持ち物、例えばペットとか作品とか勝手に写真撮られてサイトに挙げられても嫌だよね。

表現の自由との兼ね合い

でもね、日本を含む多くの民主主義国家では「表現の自由」が規定されているの。
だから、被写体の肖像権より、写真などの撮影者や、それを加工した編集者の権利が最優先されるという考え方が一般的なんだって。

でも民事上で写真の差止請求や損害賠償請求が認められた例もあるよ。
違いは何だろうね。
裁判なんて時間がかかるし巻き込まれるのはごめんだよね。
君子危うきに近寄らずだよ。

安心して写真を使うために

トラブルを避けるためには、個人が特定されないように、人物の顔にぼかしを入れたり、顔が写らないようにトリミング(写真を切り取ること)しなきゃいけないんだけど…。
トリミングは良いとして、人の顔にぼかし入れてアイキャッチ作っても雰囲気が壊れるよね…。

安心して魅力的な画像を使えるようにしてくれるのが「モデルリリース」と「プロパティリリース」だよ。

モデルリリース

「モデルリリース」っていうのは、肖像権使用同意書の事。

このモデルリリースの取得をしてるってことは、モデルさんが、自分が写った写真をあらゆる媒体(紙とかwebとか)で利用してもいいって納得しているってこと。もちろん、公序良俗に反する内容での使用は禁止。

プロパティリリース

「プロパティリリース」は、人物以外の被写体(建物や物)の所有者や管理者に撮影したり、その撮影したもの使用許可等の同意書の事。

撮影ポリシーが決められているところの写真は必ず使用許可をとってあるものを使うこと。
もし許可を得ないで使うと、所有者からクレームがあったり、画像の使用料を求められたり、所有権侵害で訴訟を起されたりするリスクがあるかもしれないんだって。

正直「プロパティリリース」については、奥が深すぎて難しい…。
画像を使うときにどこが許可されていてどこが許可されていないかまで把握はできないよ。

大型複合施設の「イオン」で撮影して女子高生が被害届を出された！

知ってた？イオンモールの中で写真撮っちゃいけないんだよ！

2014年のこと。女子高生がイオン内で、おじいちゃんを撮影しツイッターに挙げた。
そしたら、なんとイオンが警察に被害届を出したそうな！

現在(2020年9月)も撮影禁止なのかなと調べたら…、撮影禁止だったよ！！
HPにはっきり書いてあったのがイオンモール草津。
(余談だけど、webのソースは日付確認大事よ！)

画像を探そう

アフィリエイトサイトでの使用は商用目的に入らないみたい。
でも、ま、商用利用が無料でできるところで探そう。

有名どころとして以下のサイトを確認してみた。
利用規約って難しい。読むのに苦労したよ…。
読み違いがあったら優しく教えてね。

さて、モデルリリースとプロパティリリースを念頭に置きながら画像を探してみよう。

O-DAN

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検索窓に探したい画像を入れると世界中の無料写真素材を40のサイトからピックアップして表示してくれる優れもの。(ちなみに商用利用不可のものを入れると45サイトから検索できるんだって。)
気に入る写真を探していろんなサイトに行く手間を省けるのでとても良い！

全部を調べるのは大変だから、メインどころをピックアップ。

Unsplash(カナダ)

リリースに言及があるか	〇
作成者にリリースの取得をさせているか	〇
運営者にリリースの提出があるか	×

＜運営者の見解＞
写真家はモデルリリースを取得するように指示されている。
しかし、提出の義務はないので運営者はリリースを保証できない。
使い方によってはブランドの所有者、著作物、または個人の許可が必要になる場合がある。
(えーっ！面倒だな。)

Pixabay(ドイツ)

リリースに言及があるか	〇
作成者にリリースの取得をさせているか	〇
運営者にリリースの提出があるか	×

＜運営者の見解＞
ブログに画像を表示している場合は「非営利的な編集上の使用法」。だからリリースは必要ない。
ただし、認識可能な人物、ロゴ、ブランド、オーディオサンプルなどのコンテンツは、追加の著作権、所有権、プライバシーの対象となる場合がある。
(だから、面倒なんですが…。)

StockSnap(Shutterstockへリンク)

リリースに言及があるか	〇
作成者にリリースの取得をさせているか	〇
運営者にリリースの提出があるか	〇

リリースがあるかどうかは、写真によって違うみたい。ダウンロードするときにわかるよ。
リリースを取得させていてそれも提出させているStockSnapを見て喜んだのもつかの間。
無料でもらえるのは10点までみたい。残念。
月額29ドルの年間定額プランだって。高いな…。

たくぱそ

リンクはこちら

日本の写真を中心に30,000枚の写真が掲載されているよ。(2020年6月現在)

リリースに言及があるか	〇
作成者にリリースの取得をさせているか	〇
運営者にリリースの提出があるか	〇

「たくぱそ」さんでモデルリリース、プロパティリリースの事を初めて知ったよ。
写真はね…、ぶっちゃけ、あと一歩っていうのが印象。

写真AC

リンクはこちら

リリースに言及があるか	〇
作成者にリリースの取得をさせているか	〇
運営者にリリースの提出があるか	〇

写真によってモデルリリース、プロパティリリースを取得しているかを確認する必要があるよ。

まとめ

画像はしっかりしたダウンロードサイトから準備する。

人の顔がはっきりと写っている写真を使う場合には、モデルリリースを取得している写真を使うのがベター。個人が特定されないような写真であればモデルリリースは必要なし。
海外の写真なら、写真に写っているのがモデルかどうかを雰囲気で察する！(笑)
分からなければトリミングで顔が写らないようにする。

風景やシーンの一部として写ってり建物や物については基本的にプロパティリリースは必要なし。
ただし、建物やものが被写体として写っている場合は、被写体の権利所有者に撮影する許可と写真使用の同意が必要になる場合があるんだって。権利関係が不明瞭な写真については、ぼかしを入れたり、トリミングをして使うとか配慮すること。

自分で写真を撮るときも頭の片隅に置いておきたいお話だね。